個別化×慎重さ×親密性「人と誠実に向き合い強い信頼関係を築く才能」

「ストレングスファインダー」は、資質の組み合わせを「読み解く」ことで、あなたの才能をより深く、知ることができます。この記事では、ベンチャーに転職したばかりの30代男性の資質を、Gallup認定ストレングスコーチ りょうじが読み解いていく様子をお届けします。同じような資質を持っていても、同じ人間ではない。自分でも気がつかなかった「才能」に気がつく、その一つのきっかけを、ご覧ください。

ストレングスファインダー(以下:SF)は自分の強みを探るツールですが、改めてTOP5や34個を全て出してみて、腑に落ちたところはありますか?

成長促進は、自分らしいなと思いました。あと、慎重さはありますね。破天荒に見られがちですが、すごく人見知りなので。

人見知りですか。

相手のふとした言葉の裏というか、「どういう意図があるのか」、「どういう気持ちになっているのか」は考えてしまうタイプです。傷つけるかなと感じれば、思ってもあえて言わないこともあります。

言葉を抑える方なんですね。

思っていることを、ズバズバ言うタイプではないと思います。

今日この時間の中で、ご自身のことで知りたいことはありますか?

自分の本当の強みがなにか、知りたいです。自分がどんな人間か。自分でもよくわかっていない気がするので。

では私の方から、資質から見たたつやさんの人物像をお話ししますね。34の資質を全て出していただいてるので、いい仮説になっていると思います。

たつやさんのトップ10のなかに、「人間関係の資質」が6つあります。半分以上が人間関係構築力という、人との関係を大事にする資質があるんですね。具体的にいうと、1番の成長促進3番の親密性5番の共感性6番の個別化9番のポジティブ、10番の適応性。これらが人との関係を、大切にする才能です。

おそらくですが、相手を主語にして話をすることが多いのではないですか? 「きっとあの人はこう思っているから、ここは僕がやっておくよ」というやりとりが、多そうな印象ですね。

人との関係を大事にする資質が4〜5個ある方には、「あなたは良い人ですね」と伝えています。自分が成績をとり、自分が表彰されて、自分だけが給料が上がる、ということにはモチベーションが上がらない。誰かのために頑張る、誰かの役に立つ、そっちの方が、行動エネルギーが湧いてくるタイプなんですね。

また、親密性を上位に持つ人は、人との心理的距離感に敏感なタイプです。

奥さまとは真逆になるんですけども、たつやさんの場合は「この人にはこれくらいまで、内側をオープンにしよう」と意識しながら、話をされるんじゃないかと思います。知らない人がたくさん集まる場所よりは、気心知れた仲間数人としっぽり飲む方が、心地よかったりするんじゃないですか?

まさに…。その通りです!

親密性の人はどんどん輪を広げていくよりも、深く長い関係を作っていく方が得意。リピーター獲得が得意な人、なんですよね。

もう一つ、慎重さと回復志向は「実行力」につながる資質で、「自分で行動してなんとかする才能」です。

慎重さは予測才能、リスクを予測して回避するために自分で行動していく力。

回復志向は、できてないことや誰も手をつけていないことにいち早く気づいて、他の人に頼らず解決していく力です。

リスクを予測して、問題がおきそうな部分を予測して穴埋めをしておく。その上を、みんなが安全に歩く。そういった行動を取ることが多いのではと、思いました。人に相談するよりも、一人でやりきっちゃうタイプのように思いますね。

資質がうまく働かないときの話ですが、共感性と回復志向を両方持ってると、ずるずると頼られっぱなしになりやすいです。頼られたことに頑張って応えてしまい、気がつけばどこまでも頼られてしまう。

相手の問題を、いつの間にか自分が抱えていることが多々ありそうです。その問題は本当にご自身が抱えるべきことなのか、しっかりと意識することをお勧めします。

すごく簡単にですが、トップ10を読み込んでみての感想です。いかがですか?

心当たりがありすぎました。
私は、高齢者向けのリハビリの仕事をしています。ベンチャー企業に転職した理由は、同じ業界の人がまだ手をつけていない領域に行って、予測されるリスクを回避したいと思ったからです。高齢者の生活を支えるという意味では、人間関係は特に重要ですし、今自分が働いている場所が資質に合っていると聞いて、改めて頑張ろうと思えました。

誰も携わっていない領域に、たつやさんが手を出していくのはなぜですか?

同じ地域に住んでいるお年寄りの力になりたい気持ちは、ずっとありました。あとは、結婚もしたので稼ごうかなというところもあります。自分の地位を上げたいというよりは、高齢者のため、妻のためというところが大きいと思います。

個別化と成長促進もありますから、全員集めて一斉に指示を出すよりは、一人ひとりに寄り添い、「〇〇さん、今日調子はどう?」と相手の状況を感じ取りながら、個別のメニューを与えていく方がすごく得意なんだと思います。

今携わっている事業は、まさに一人ひとりに向けたものです。

今後仕事が進んでいく時に、たつやさん個人のパフォーマンスで考えると、一人ひとりの反応や成長を見ながらフィードバックをして生かしていく方が快適で、パフォーマンスも上がると思います。

「全員一律の基準を決めろ」と言われてしまうと辛い。

それよりは、とにかく目の前の一人ひとりに応えていくことを繰り返していくうちに、結果的に一年後にこんなに成長ができたという方が、性に合っていると思いますね。

事業計画書に頭を悩ませていたことを、見られてしまったのかと思いました(笑)。

大勢の人と一度に向き合うと、気がつけば自分のよく知らない遠い人の問題まで、抱えてしまう状態になりやすいです。

今まさに悩んでいたところで…。他部署のプロジェクトについて相談を受けていた間に、「君が進めていたプロジェクトじゃないの?」といつの間にか立場が変わってしまっていたことがありました。

物事に対してのリスクが見えてしまうこと・どう回避するかも見えてしまうので、ついつい無意識に自分から手助けに入ってしまうところがあるんですよね。でも体は一つしかないので、いっぱいいっぱいにならないためにも、どこまで関わるかは意識して、線を引いていった方が良さそうです。

意識して、やんわりかわすこともあっていいんですね。

人間関係の資質が多い人は、「これを断ったら失礼じゃないか」と過敏に感じてしまうんです。でも誤解を恐れずに言えば、世の中はもっと「いい加減」な人ばかりなので、失礼かなと思いつつ断っても全く問題ないことが大半です。

すごく気を遣って考えて断りのメールをしたのに、「あ、わかりました。じゃまた次で」とあっさり返ってくることってありますよね。少し気楽に、たまには断っても大丈夫だと考えると、楽になると思いますよ。

だいたいこれで20分くらいです。どうでしたか、試してみて。

すごいです。ずっとモヤモヤしていた悩みまで何かがわかって、解決策まで知れるとは思いませんでした。

ここまでが、読み込みです。このセッションで自分を理解する、自分への解像度を上げてもらうところまで到達したと思います。ここからは現実の世界で、自分が自分の強みをどう使っていくかになりますね。少しはヒントをお伝えできたのではないかなと思います。ぜひ、試行錯誤してみてください。

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